私がさつまいもを好きな理由

初めまして! 堤と申します。

去年の12月まで京都に住んでいましたが、転職を機に地元である大分に帰ってきました。

この度、OCAのデザインコースの講師を務める事になったので軽く自己紹介をさせて頂きます。

早速なのですが、私はさつまいもが大好きです。

その理由に少々お付き合い願えればと思います。

見事な配色に凝縮された栄養素

まず、さつまいもの色からお話ししたいと思います。

そもそも私自身が黄色好きなのも関係しているのですが、特筆すべきは中身が黄色で皮が紫という自然界が生み出した見事な補色の組み合わせです。

（紫いも等もありますが、ここではオーソドックスな中が黄色のさつまいものことです）

また、焼いた芋と蒸した芋では色が違って見えるのが面白いところです。

ちなみに私は蒸し芋の方が好みです。

蒸すことによって色が鮮やかになり、私の食欲をそそってくれます。

そしてなんと言っても、栄養素！！！

食物繊維が豊富に含まれていることは皆さんご存知かと思いますが、

その他にも、お肌にうれしいビタミンC、血圧改善やむくみ予防に効くカリウムなどがあります。さつまいもの種類によって含まれる栄養も変わってくるので、身体に取り入れたい成分が含まれているさつまいもを選んで食べる、なんて楽しみ方も出来ます。

美味しくて栄養たっぷり。こんな一石二鳥の食べ物に出会えて私は幸せです。

主食からおかず、スイーツは洋から和まで

秋になるとさつまいもの商品が増え、色んなさつまいも食品が発売されるのは毎年お馴染みの光景ですが、みなさんはどの形態のさつまいもをよく食べますか？

さつまいもの魅力は、様々な料理に使えることだと思います。

もちろんそのままでも楽しめますが、一手間加えることで色んなさつまいもの姿、味を体験することが出来るのです。

さつまいもご飯やきんぴら、豚汁に入れたり、煮物にしたり…。

スイーツでは、スイートポテトやケーキ、パイ、和菓子にすると羊羹、きんつば、いきなり団子…。ランキングをつけようかと思いましたが、私には出来ませんでした。全て同率一位です。

私の定番は、大学芋、いもけんぴ、干し芋です。この三つは欠かせません。

大学芋の魅力

定番の三品を前述していますが、中でも大学芋はさらに奥が深いです。

さつまいもを加工した商品の中で、一番原型を保ちつつ、作り手の個性が出てくるものだからです。

大学芋の種類は大きく分けて「しっとり系」か、「ガリガリ系」の二つに分けられると私は思っています。これは、飴のコーティング具合の違いです。

「しっとり系」は、飴のコーティングが薄く、揚げたさつまいもをそのまま食べるような食感がします。さつまいも本来の甘さも堪能することができ、飴とのハーモニーを楽しむことができます。

「ガリガリ系」は、芋を何かから守るかのようにしっかり目に飴がコーティングされており、結構歯応えがあります。こちらの大学芋は分厚い飴をまとっているため、保湿の効果があるのか、さつまいもが水分を多く含んでおり、とろけるような食感をしているものが多い気がします。

甲乙つけがたいですが、私は、よりさつまいも自体の甘さを感じることが出来る「しっとり系」が好きです。

（余談）卒業制作

余談ですが、私は大分の高校を卒業後、京都の芸大で4年間勉強をしていました。

卒制を経て大学を卒業することができるのですが、毎年制作のテーマは各自で自由に決めることができます。せっかくなので、自分の持てるものを全て使って好きなものを作ろうと思い、習得した技術と私の好みを全部出して固めたような作品を制作しました。

話すと長くなるため割愛しますが、

さつまいものキャラクターと一緒に大学芋専門店でインタビューを行い、その後一緒に大学芋を作るという流れの映像作品です。

もし良ければ時間に余裕がある方は、覗いてみてください。

おわりに

いかがだったでしょうか。

こういうのって、語る側は熱くなって話すので楽しいけれど聞く側はその熱量の受け止め方に困る、という現象が起こらなくもないですよね。

相手のことを考えながら、魅力を伝えることが出来る人間になりたいものです。

去年から今年にかけて、個人的にも社会的にも目まぐるしく環境が変わってきていますが、「今に集中してやるべきことをやる」を目標に頑張りたいと思います。

これからよろしくお願いします！