【経験談】主婦とWEBデザイナーを両立！学習方法やお仕事についてご紹介

このような方にオススメの記事！

・学習をはじめるイメージをつけたい
・WEBデザイナーの仕事内容と将来性を知りたい
・育児や家事をしながら副業として在宅で仕事がしたい

・時間に拘束されずに自由に働きたい

WEBデザイナーの将来性と年収について

今後の需要はあるの？

BtoC-EC 市場規模および各分野の構成比率

経済産業省が行った電子商取引に関する市場調査（※1）によると、2017年のBtoCの市場規模は16.5兆円と前年より9.1％増加し、BtoBの市場規模は317.2兆円と前年より9%増加となっています。

BtoCの市場規模は2010年から2017年まで毎年増加しており、インターネット上での取引は今後も増加していくことが予想できます。

そのため、Webページをデザインする仕事は今後も需要がある考えられます。

また、電通が行った「2017年（平成29年）日本の広告費」（※2）によると、インターネット広告費は4年連続で2桁成長しているため、こちらの調査からもWebデザインの需要はしばらく続くと考えられます。

※1 参考：経済産業省「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備（電子商取引に関する市場調査）平成30年4月」

※2 参考：株式会社電通「2017年（平成29年）日本の広告費」

年収ってどれくらい？

経済産業省のデータ（※）によると、コンテンツクリエイタ／デザイナーの平均年収は411万円となっています。

これはIT関連職種（全17職種）の中で2番目に低い数値ですが、プロデューサー／ディレクターの平均年収は792万円となっているため、マネジメント職へキャリアアップすることで年収の増加を期待することができると考えられます。

※参考：経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果（平成29年8月21日）」P.6

WEBデザイナーの基礎スキルと今後は求められるスキル

近年は誰でも簡単に利用できるデザインのテンプレートやツール、AIの登場により、人に依存しないデザイン制作が可能になってきています。

例えば、「WordPress」は豊富なテンプレートが用意されており、誰でも美しいデザインのページを作成することができます。また、「Wix」ではユーザーが質問に答えることでAIが最適なデザインを用意してくれます。

このようなソフトウェアが増え続けることで、ただ言われた通りにデザインを制作するデザイナーの需要は失われていくでしょう。そのため、Webデザイナーが今後も活躍し続けるためには、プラスアルファの力を身に付けていく必要があります。

基礎スキル

☑︎ デザインスキル

Webデザイナーに求められるもっとも基本的なスキルです。レイアウト、タイポグラフィ、配色など、Webデザインに関する知識、写真、イラスト、ロゴなどWebページを構成する要素をデザインするスキルも必須です。

☑︎ グラフィックソフトを扱うスキル

Webデザイナーは、Photoshop、Illustratorなどのグラフィックソフトを使ってデザインを制作するので、これらのソフトウェアを使用するスキルが必要です。

☑︎ HTML/CSSのコーディングスキル

HTMLはWebページのレイアウトを定義するマークアップ言語で、CSSはフォントの大きさや色など装飾を行う言語です。企業によってはコーディングスキルが必須でない場合もありますが、グラフィックソフトを使ったデザインの後、HTMLとCSSを使ったコーディングまで担当することも多くあります。

今後求められるスキル

☑︎ ディレクションスキル

ディレクションとは、企画、編集、制作などWebサイトに関わる業務を円滑に進めるため、スケジュール管理や顧客との調整、チームのマネジメントなどを行うことを指します。ディレクション能力を磨くことで、プロデューサー／ディレクターなどのマネジメント職を目指すことができます。

☑︎ UI/UXに関するスキル

単にデザイン（見た目）の良いWebサイトを制作するだけでなく、ユーザーとの接点であるUI（ユーザーインターフェイス）を使いやすいものにし、UX（ユーザーエクスペリエンス）を向上させるサイトを設計するスキルが求められています。そのため、ユーザーの行動を分析するスキルや、よりよい価値体験を設計するスキルを身に付けることで、デザイナーとしての付加価値を高めることができます。

☑︎ フロントエンドのスキル

Webデザインとフロントエンドの技術は密接に関係しています。例えば、スライドを次々と表示する「カルーセル」のデザインはJavaScriptによって実現されています。デザインスキルに加えてフロントエンドのスキルがあれば、フロントエンドエンジニア業務にも携わることができるようになります。

OCAの卒業生、主婦のまりさんにインタビューしました

今回は、OCA卒業生の現役WEBデザイナーかつ2歳と4歳のお子様を持つ主婦のまりさんにインタビューしました。

主婦の方でこれから仕事をしたいけど、在宅で働きたい方やこれから転職をして在宅勤務で働きたい方の参考にできればと思います。

勝河「まりさん、こんにちは！今回はまりさんのOCAでの経験談を聞かせてください。まず、OCAは何をきっかけで入学されたんですか？」

まりさん「OCAを知ったきっかけは主人がIT系企業に務めるフロントエンジニアで、その繋がりでOCAを勧めてもらいました。元々、家計簿などでパソコンを触ることがあったので、操作にも慣れていて入力作業には向いていたのだと思います。」

勝河「この写真がOCAで旦那さんと一緒に学習されている様子ですね！OCAではどれくらいの時間勉強されましたか？」

まりさん「平日は昼〜17時までお仕事、子供を預けてから、OCAに行って1,2時間勉強して、夜の22時〜夜中の1時くらいまで勉強をしていました。OCAは約3ヶ月通っていましたね。市内から離れているところに住んでいるので、移動が大変でしたが、通学が難しい際は講師さんにチャットツールでいつでも質問ができるので、お家でも勉強できる点が良いなと思いました。」

勝河「すごくタフですね！家事と両立させながら勉強大変でしたよね。両立するために心掛けていたことなどありますか？」

まりさん「楽しいポイントを見つけることだと思います！私は幸い、事務作業をしたことがあり、パソコンに慣れていたので、コーディングが難しくても作りたいと思ったものを形にしていくことが楽しいと感じます。」

勝河「なるほど！確かにパズルを組み立てていくような感覚で、小さいピースが形になったときの達成感はありますよね。今後なにか目標などはありますか？」

まりさん「元々、家計簿をエクセルなどで作っていたのですが、もっと便利で使いやすい家計簿アプリを作りたいと思っています。自分で作りたいものを作って、同じように悩んでいる主婦の方の役に立てると嬉しいです。」

勝河「いいですね！それはぜひ作っていただきたいです。笑 がんばってくださいね！！」

さいごに

いかがでしたか？今回は「WEBデザイナー」というお仕事に焦点を当てて紹介させていただきました。

ポイントをおさらいします。

・WEBデザイナーは需要がある仕事だが、今後は＋αマーケティングやディレクションスキルが求められる

・WEBデザイナーの年収自体は高くないが、他のスキルと掛け合わせることで年収の増加が期待できる

・家事や仕事と両立させるポイントは学習の中で「楽しい」と感じるポイントを見つけること

WEBデザイナーだけでなく、人それぞれの「働き方」があり多様性が求められる時代だと思います。

あえて「私はWEBデザイナーになる」などと決めずに、作りたいものや関心があることから初めて、自分に合ったスキルを身につけていくといいかもしれませんね。