仕事ができる人は作業も道具も美しい

Author :

ダマリ

こんにちは！デザインコース講師のダマリです(^o^)/

今回は「仕事ができる人は作業も道具も美しい」と題し、そこに関わるデザイン制作の在り方についてご紹介していきます。

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働き者の祖母に学ぶ

ダマリの故郷は、鹿児島空港が在る霧島市溝辺町という町で、幼い頃から上京する前まで大自然の中で育ちました。両親は小学生の頃に離婚し、父方が男で一つで育て上げてくれました。そして、農家の祖父母に随分助けられ、影響を沢山受けています。

特に、祖母は町一番の働き者として有名で、脳梗塞で倒れる87歳まで車を運転し、畑や田んぼを毎日の様に行き来していました。そんな中、時々ダマリも手伝わせてもらっていたのですが、農業の経験がないダマリには毎回重労働！暑い日に中腰になって草取りをしたり、畑に肥料を撒いて耕し、尾根をつくり、苗を植え………それも範囲が広すぎる！

グダグダなダマリをよそに、祖母は黙々と淡々とテキパキと作業を進めていきます。ずっと観察していると、すべてに共通していることがあるのに気づきました。それが、「仕事ができる人は作業も道具も美しい」ということです。

道具が美しいと作業がはかどる

祖母が使っている道具は、いつも綺麗。しまう場所も必ず決まっています。そのほかにも、肥料・農薬・石灰、農機具なども種類豊富ですが、いつも整理整頓されています。もし、整理整頓されていなければ、必要な道具はすぐに見つからないし、いざ鍬を使おうとしても泥だらけだったら綺麗にするところから始めなくてはなりません。

美しい道具で草をスパンスパン！と刈り取り、真っ直ぐな尾根を作り、真っ直ぐに苗を植える。種を植える前に設置するマルチというシートもピッシャリよれもなく、綺麗に貼られていきます。かっこいい！ばあちゃん！！

これを自分に置き換えると、ダマリのワークスペースであるデスク、そこに置いてあるiMac、マウス、キーボード。いざ、仕事を始める！という時にデスクが雑多で片付けることから始めなければならないとしたら？キーボードやiMacの画面が手垢で汚れていたとしたなら？………考えただけでも非効率的で、仕事に対するテンションも駄々下りです。

祖母の仕事には無駄がなく、流れがスムーズで早かった。そのため、農家の助っ人やシルバー人材センターからは重宝がられ、いつもお呼びがかかっていました。そんな働き者の祖母が楽しみにしていたのは、14:00-16:00までのゲートボール。個人で優勝したり、審判をしたりと遊びも仕事も全力投球！永遠に敵わない大尊敬の祖母です。（夏場だと、ゲートボールで遊んだ後、19:00頃まで農作業をしています。ちょっとは休んで〜〜〜）

レイヤーの美しさ

作業の美しさの中で、デスクトップを整理整頓する。というのもあるのですが、ダマリが大切にしていることで「レイヤーの美しさ」も重要視しています。大体の制作ツールには必ず「レイヤー」が存在します。背景、テキスト、画像。そしてそれをグルーピングしたりして、誰が見てもわかりやすく整理整頓することで、作業効率があがりミスを防げます。

コーディングも美しいとSEOに強い。と聞いたことがあります。情報量がますます加速する現代社会は、日々の情報もレイヤー化して美しさを保つことが、よりよい毎日を過ごす原点とでも言えるのではないでしょうか。

脳内の情報をレイヤー化して、非表示にしたりロックしたり、優先順位を変えたり。ダマリの祖母も、長年の経験と習慣で、美しいレイヤーができあがっていたのだと思います。

まとめ

忙しい毎日の中、整理整頓をするというのは難しくて面倒に思う方もいるかと思います。ダマリも2歳の息子が散らかし放題なので、ため息も出ますが、「寝る前の5分間を整理整頓の時間」と決めてそれ以外は、なるべく放置しています。デスク周りも、就業時間の帰る5分間だけデスクトップや資料を整理する！とか、作業データを閉じる前にレイヤーを整理して保存する！とか。自分の中でルーティン化すると良いとダマリは考えています。美しさを保って、仕事のできる人を目指しましょう！