「寄り」と「引き」の画像を用意しよう
どんな印刷物でも「塗り足し」が必要
どんな印刷物でも、塗り足しが上下左右3ミリ必要です。上記の添付画像のブルー部分が印刷の仕上がり面。そして、その周りにある黒くて細い罫線が「トリムマーク」または「トンボ」と呼ばれる印刷裁断の印です。
紙を裁断する際に塗り足しがなければ、白い部分が残ってしまう可能性があるため、印刷を入稿する際は、このトリムマークの位置まで、印刷範囲を伸ばす必要があります。いわゆる「塗り足し」という部分。「伸び代」とも言います。
この「塗り足し」まで考えてデザインしないと、仕上がりが想定外!てことになるので注意が必要です。とくに、画像の塗り足しについては、はじめから想定しておかないと、「え!この部分が、裁断されちゃう!」という自体になりかねません。
↑この画像をご覧ください。
右の写真の画像を印刷データ(版下)にしようとした時、上下と右の塗り足しは足りていますが左側が足りていません。この赤斜線が「塗り足し」部分で裁断される部分です。画像が足りていないまま裁断されると白い余白が残ったりします。
では、この写真を使用して無理矢理、左側に寄せてみます。
そのままの画像を使用して塗り足しを補いましたが、これを実際に裁断するとこうなります。↓
おわかりでしょうか?なんだか、耳が切れて中途半端ですよね。トリミング的に人物の耳は入れておきたい所。
使用画像は「余裕」を持たせよう
トリミングがギリギリ!!!こういう自体を回避するには「被写体をギリギリ撮影するのではなく、周りに余裕をもたせよう!」ということです。
冒頭で添付していた画像と同じものですが、ググッとカメラを引いて、被写体の周りに余裕をもたせた画像であればトリミングがとてもしやすいのです。塗り足しまでバッチリ余裕があるので、画像の大きさを気にすることなくトリミングができます。
デザインの仕事をしていると塗り足しが足りない画像が結構多く、そういう場合は写真を合成して伸び代をつくります。もしくは、裁断ギリギリのところに邪魔なモノが入っている場合は画像処理で消したりします。
自分でチラシを制作したり、自分が撮影したものをデザイナーに渡す場合、被写体の周りに余裕のある画像を用意しましょう!そして、上半身だけ撮影する時も、なるべく全身写り込んだ写真も用意するとパーフェクトです。
まとめ
写真撮影をする際は、どうしても被写体をアップに撮影しがちですが、被写体に寄ったアングル、被写体からぐっと引いたアングルなど、様々なバリエーションの画像があると扱う媒体によって柔軟に対応できます。寄りと引きの撮影を必ず行うダマリでした(^^)/
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